キヤノン、西東京データセンターを10月に稼働……アウトソーシングサービス事業の中核に
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
西東京データセンターは、最新鋭のファシリティと7段階におよぶ厳重なセキュリティを備え、また、環境性能を高める省エネルギー技術の導入により、PUE値1.4の設備設計でエネルギーの効率化を図っている。さらに、都心からのアクセスが良く地盤が強固な西東京に建設しており、津波や液状化などの自然災害リスクが低い立地にあるという。
サービス開始後は、顧客のシステム運用業務の効率化を目的に、運用サービスの業務設計や運用管理、改善、24時間365日の監視など、ITILをベースとした運用・保守サービスを提供。また、キヤノンITSの沖縄データセンターを活用したバックアップサービスやディザスターリカバリー(災害時復旧)サービスも用意する。これにより、短時間での効率的な障害復旧や事業継続計画に最適なサービスの提供を実現し、顧客のIT戦略を強力にサポートしていく。
キヤノンMJおよびキヤノンITSは、今後、西東京データセンターを中核として活用し、グループのクラウドサービス基盤「SOLTAGE」やBPOサービスを強化することで、アウトソーシングサービス事業を拡大。大手企業を中心にこれまで注力してきたSIサービスに加え、より柔軟で信頼性の高いシステム運用サービスを提案していくとしている。また、キヤノンMJグループは、アウトソーシングサービスと保守サービスで構成されるストック型ITサービス事業全体で、2015年に約500億円の売上を目指すとのことだ。
《白石 雄太》
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