インテル、第3世代インテル Coreプロセッサー・ファミリーを発表……世界初の22nmプロセス | RBB TODAY

インテル、第3世代インテル Coreプロセッサー・ファミリーを発表……世界初の22nmプロセス

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第3世代インテル Coreプロセッサーの紹介ページ(Core i7)
第3世代インテル Coreプロセッサーの紹介ページ(Core i7) 全 8 枚
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 インテルは24日、クアッドコア(4コア版)の第3世代インテル Coreプロセッサー・ファミリーを発表した。インテルの3次元トライゲート・トランジスター技術採用22nm(ナノメートル)プロセス技術を採用した世界初のプロセッサーとなる。

 第3世代インテル Coreプロセッサー・ファミリーは、インテル最先端の「3次元トライゲート・トランジスター技術」と強化されたアーキテクチャーの組み合わせにより、従来の2次元のプレーナー型トランジスタに比べ、3次元構造を採用したことで、トランジスタの集積度が向上し、1平方ミリメートル当たりにより多くの機能を搭載できるようになった。インテルは、1年で新しい製造プロセス(「tick」)を導入し、翌年プロセッサーのアーキテクチャー(「tock」)を改良する「tick-tockモデル」を遵守していたが、このモデルを加速し提供する製品とのこと。具体的にはエクストリーム・エディション Core i7が1種、モバイル・プロセッサー Core i7が2種、デスクトップ・プロセッサー Core i7が4種、Core i5が6種というラインアップになっている。

 動画や写真の作成・編集、インターネットの閲覧、HDムービーの視聴、一般的なゲームなどの処理に特化した「ビルトイン・ビジュアル機能」も搭載する。3次元グラフィックス性能およびHDメディアの再生処理能力は、最大2倍に向上したという。インテル HDグラフィックス4000を搭載し、Microsoft DirectX 11、OpenGL 3.1、OpenCL 1.1をサポートする。新プロセッサーに導入されているインテル クイック・シンク・ビデオ2.0は、1年前のプロセッサー搭載PCに比べ最大2倍、3年前のプロセッサー搭載PCの最大23倍の速さで動画をファイル変換可能とのこと。

 第3世代インテル Coreプロセッサーは、Core i7およびCore i5が提供され、今月より搭載製品が販売される予定。Ultrabook システム、企業向けPC、サーバおよび小売、医療その他の業界向けのインテリジェント・システムについても、今年中に搭載される見込みだ。

《冨岡晶》

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