Facebook、マイクロソフトがAOLから購入したばかりの特許を購入、5億5000万ドルで
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マイクロソフトは3月にAOLから925件もの特許と特許申請中の技術を10億ドルで購入したが、その内の650件をFacebookが買い取る。さらに残りの275件はライセンス供与を受ける。一方、マイクロソフトはFacebookに売却する650件の特許について、Facebookからライセンス供与を受ける。結果的には、AOLが売却した925件の特許をFacebookとマイクロソフトが共同で購入したような形となる。
Microsoftの上級副社長兼法務顧問のバード・スミス氏は「この取引で知的財産を補完する特許オークションの目的を半分以下のコストで実現できる」と述べている。また、Facebookも「長期的なFacebookの利益を守る我々の取り組みの新たなステップ」としている。
米国のIT系企業では他社の業務を妨害するために特許訴訟を仕掛ける例が後を絶たず、各企業は訴訟から身を守るための防衛策として特許を買い集めるようになっている。とくにFacebookは株式公開を前にしてトラブルを避けたいが、すでに米Yahooから自社の特許を侵害したと提訴され、FacebookもYahooを訴える訴訟合戦になっている。
Facebookではさらなる特許訴訟を避けるため、IBMから750件もの特許を購入したばかりだが、さらにAOLの特許も手に入れ、特許資産の拡充を図る。
《山田 正昭》
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