富士通、ビッグデータ活用方法の提言を行う「データキュレーションサービス」提供開始 | RBB TODAY

富士通、ビッグデータ活用方法の提言を行う「データキュレーションサービス」提供開始

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「データキュレーションサービス」の概要
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 富士通は27日、顧客が持つビッグデータを分析し、データの価値評価やデータからの課題抽出、さらにデータの活用方法などの提言を行うサービス「データキュレーションサービス(データコンサルティング)」の提供を開始した。

 現在、データ活用の手法としてBI(Business Intelligence)が広く用いられているが、「データキュレーションサービス(データコンサルティング)」は、富士通のモデリング、アナリティクスなどの専門家である“キュレーター”がデータそのものから読み取れることだけを抽出・分析する。これにより、既存の業務知識にとらわれずに、データが持つ潜在価値を引き出すものだという。

 キュレーターは顧客のデータを預かり、活用目的をヒアリングし、データ分析の進め方を決定、約2か月間(標準)の分析・評価作業を実施する。分析・評価の結果得られたデータの有効性、データ収集・活用の提言などは、分析報告書として提供し、また報告会を実施してその内容を説明する。これにより顧客側は、今後の業務改善や新規ビジネス創出を進めることができるとのこと。

 たとえば、サポート業務のために蓄積されたデータから企画、設計など他部門の業務改善につなげたり、新製品のスペックや新サービスの仕様を検討する際に、現在あるデータで目的は達成できるかといったフィージビリティスタディー(実現可能性、費用対効果の検証)を実施できる。あるいは、機器の動作ログデータから故障を予測し保守サービスに活かす、監視カメラの映像から人の行動をパターン化してマーケティングに活かす、などのデータ活用モデルを検証できるとしている。

 今後は、「データ活用基盤サービス」上で“データの価値創造サイクル”を構築するために有効なデータ活用のプロセスを作成するサービス、新たなデータ活用モデル作成を支援するサービスなど、データ活用に関する各種サービスを「データキュレーションサービス」のメニューとして順次提供していく予定。

《冨岡晶》

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