日本IBM、ビッグデータ活用を支援する新ビジョン「スマーター・ストレージ」発表
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「スマーター・ストレージ」ビジョンは、IBMが提唱してきた「スマーター・コンピューティング」を実現するためのもので、「開発設計段階から極限まで追求された効率性」「自律的な最適化」「クラウドの俊敏性」の3つを主軸としたビジョンとなる。
具体的な事例としては、企業データのうち多くを占めるブロック・データを、リアルタイムで圧縮して最大80%の容量を削減する機能を、「IBM Storwize V7000」に搭載し、6月15日より出荷を開始する。アーカイブしたデータではなく、アクティブなデータを、サーバに負荷をかけることなく、完全なリアルタイムで圧縮することが可能とのこと。従来はファイル・データの圧縮を前提とし、専用アプライアンス機器上でのみ利用できたこの機能を、今回ブロック・データにも適用させた。
この機能は、ソフトウェア「IBM Storwize V7000 Software V6.4」「IBM SAN Volume Controller Software V6.4」として提供し、ミッドレンジ・ストレージ「IBM Storwize V7000(V7000)」 と、ストレージ仮想化製品「IBM SAN Volume Controller(SVC)」に適用可能となる。ソフトウェアを導入すれば、既存のV7000やSVCでも圧縮機能を利用可能。
そのほかにも、DS3500新規モデル、DCS3700新規モデル、LTFS Storage Manager V1R1なども発表された。さらに今後IBMでは、アプリケーションの要件に応じた階層化機能、複数のNAS装置を一台イメージで利用する機能、クラスタリングによる最適化機能なども開発していく計画だ。
《冨岡晶》
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