ソニー、3D映像にも対応した医療用HD映像レコーダー「HVO-3000MT」を発売 | RBB TODAY

ソニー、3D映像にも対応した医療用HD映像レコーダー「HVO-3000MT」を発売

エンタープライズ ハードウェア
3D HDメディカルレコーダー「HVO-3000MT」
3D HDメディカルレコーダー「HVO-3000MT」 全 4 枚
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 ソニーは7日、アナログからフルハイビジョンカメラ映像までさまざまな医療現場での映像を長時間記録でき、かつ新たに3D映像の記録にも対応した3D HDメディカルレコーダー「HVO-3000MT」を発表した。9月17日発売で、価格はオープン(市場推定価格は150万円前後)。

 「メディカルレコーダー」は、手術部位を撮影する術野カメラの鮮明なHD映像を、長時間記録する専用機。ソニーでは、2010年から発売を開始している。近年、医療現場において硬性内視鏡や手術用顕微鏡などの診断器具で3D映像対応機器が増えているが、「HVO-3000MT」は、新たに3D映像記録に対応することで、術者以外の関係者も3Dモニターを通して現在の進捗を3Dのリアリティある映像で確認でき、スムーズな手術の進行をサポート可能とした。3D記録方式はSide by Side方式、3D映像出力はSide by SideとLine by Lineの切り替えに対応する。

 コンポジットビデオやSビデオとステレオオーディオの入/出力、アナログRGBの入力端子、デジタル映像はHD/SD-SDIとDVI-D入/出力端子を搭載。各種カメラの出力フォーマットに対応するマルチインターフェイスを備えている。RGB出力を持つ端末であれば、心拍数や血圧、体温などの生体情報モニターの画像(バイタルデータ)を取り込んで術野カメラの映像と同時に記録できる。内視鏡の高画質化が加速し、1080/60p対応の機器が増えているが、医療用レコーダーとして業界で初めて11080/60pでの記録にも対応した。2D/3Dともに、2層のブルーレイディスク(50GB)にフルHD(1920×1080)の最高画質(24Mbps)で記録した場合にも4時間15分の長時間記録が可能。記録映像はネットワーク経由でファイル転送やストリーミングが可能。ブルーレイディスクとUSBメモリ、外付けUSBハードディスクドライブとUSBメモリというように、2つのメディアへ同時にリアルタイム記録にも対応する。

《冨岡晶》

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