ソニー、3D映像にも対応した医療用HD映像レコーダー「HVO-3000MT」を発売
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「メディカルレコーダー」は、手術部位を撮影する術野カメラの鮮明なHD映像を、長時間記録する専用機。ソニーでは、2010年から発売を開始している。近年、医療現場において硬性内視鏡や手術用顕微鏡などの診断器具で3D映像対応機器が増えているが、「HVO-3000MT」は、新たに3D映像記録に対応することで、術者以外の関係者も3Dモニターを通して現在の進捗を3Dのリアリティある映像で確認でき、スムーズな手術の進行をサポート可能とした。3D記録方式はSide by Side方式、3D映像出力はSide by SideとLine by Lineの切り替えに対応する。
コンポジットビデオやSビデオとステレオオーディオの入/出力、アナログRGBの入力端子、デジタル映像はHD/SD-SDIとDVI-D入/出力端子を搭載。各種カメラの出力フォーマットに対応するマルチインターフェイスを備えている。RGB出力を持つ端末であれば、心拍数や血圧、体温などの生体情報モニターの画像(バイタルデータ)を取り込んで術野カメラの映像と同時に記録できる。内視鏡の高画質化が加速し、1080/60p対応の機器が増えているが、医療用レコーダーとして業界で初めて11080/60pでの記録にも対応した。2D/3Dともに、2層のブルーレイディスク(50GB)にフルHD(1920×1080)の最高画質(24Mbps)で記録した場合にも4時間15分の長時間記録が可能。記録映像はネットワーク経由でファイル転送やストリーミングが可能。ブルーレイディスクとUSBメモリ、外付けUSBハードディスクドライブとUSBメモリというように、2つのメディアへ同時にリアルタイム記録にも対応する。
《冨岡晶》
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