スマートフォン向け「ワンクリックアプリ」の摘発で抑止力に期待 | RBB TODAY

スマートフォン向け「ワンクリックアプリ」の摘発で抑止力に期待

エンタープライズ セキュリティ
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トレンドマイクロ株式会社は6月14日、警視庁がスマートフォン向けのアプリを通じて架空の料金を詐取したとして容疑者6人を不正電磁的記録供用罪(通称:ウイルス供用罪)で逮捕したことを受け、ブログで注意喚起を発表している。Android OSを搭載したスマートフォンやタブレット端末(Android端末)を標的にアプリとして侵入する「ワンクリックウェア」は2012年1月頃から確認されており、同社も注意喚起を続けている。

同社が2012年1月にブログにて注意喚起を行った事例では、動画を紹介するサイトから「再生用アプリ」としてユーザにダウンロードを促し、最終的に99,800円の利用料金を請求していた。また3月には、カメラのシャッター音の鳴動や位置情報の取得を行い、最終的に金銭を請求するワンクリックウェアを確認している。これらが今回、警視庁により摘発された容疑者によって作成されたものであるかどうかは定かではないが、こういった犯罪の当事者が摘発されることが新たな犯罪の発生の抑止力となり、日本特有の脅威であるワンクリックウェアの問題解決に寄与できることを期待するとしている。

スマートフォン向け「ワンクリックアプリ」の摘発で抑止力に期待(トレンドマイクロ)

《吉澤亨史@ScanNetSecurity》

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