世界のPC出荷減速、前年同期比0.1%のマイナス……米・中が落ち込み
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2012年第2四半期のPC出荷台数は8,673万1,000台で、5四半期ぶりに減少した。地域別に見ると、欧州、中東、アフリカ、日本では前年同期を上回った。しかし米国では前年同期比10.6%減という大幅な落ち込みを記録した。さらに中国を含むアジア太平洋でも前年割れとなった。
要因としては、経済危機の影響のほか、消費者がスマートフォンへの支出を優先していること、Windows 8の発売を前にした買い控えが考えられる。
メーカー別ではHP、デルといった米国企業のシェアが減少し、代わってレノボ、ASUSといったアジアの企業が台頭してきている。特にレノボは好調で、首位のHPの出荷台数1,342万2,000台に対して1,288万5,000台と、その差は僅かになっている。長らくシェアトップの座を守ってきたHPを抜き去り、シェアトップに立つ可能性が現実味を帯びてきた。
《山田 正昭》
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