慶応大、手触りの違い伝えるロボットを開発
ブロードバンド
フォトレポート
注目記事
-
瑞原明奈選手や伊達朱里紗選手がアクリルスタンドプレゼント(PR))
-
YouTube再生は違法にならない……文化庁、違法DL刑事罰化に関するQ&Aを公開
-
【夏休み】アサヒビール、親子見学ツアーを全国8工場で開催

テレイグジスタンスは、高い臨場感を持って自分がいる空間とは別の空間を体験でき、逆に自己の存在感を伝えることを可能とする双方向のコミュニケーション技術。
同研究科では、テレイグジスタンスの実現に向けてカメラやマイクを通した視覚・聴覚の伝達だけでなく、ロボットが手に取った物の材質や温度などの触覚の伝達に着目して進めてきた。
2011年には、指先への反力や温度を伝えられるテレイグジスタンスシステム「TELESAR V」を開発した。しかし、絹布のサラサラ感、デニムのゴワゴワ感など、触感の違いまでは伝達できなかった。
研究グループは今回、新たに「触原色原理」に基づいて新規開発した圧覚・振動覚・温度覚を伝える触感伝達技術をTELESAR Vと統合することで、遠隔環境の細やかな触感を伝えるテレイグジスタンスに世界で初めて成功した。
今後、遠隔コミュニケーション、旅行やショッピングなどの遠隔体験、極限環境下における作業、遠隔医療、介護、サービス産業、エンターテイメント分野などさまざまな応用が見込まれるとしている。
《編集部@レスポンス》
特集
この記事の写真
/