デジタルシネマ、2012年にフィルムを追い越す……2020年には世界のスクリーンの5割以上が4Kに
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業務用4K映像機器では、ソニーが市場の先陣を切っていたが、2011年春から、DLP陣営のNECディスプレイソリューションズ、クリスティ・デジタル・システムズ、バルコも4Kに対応したデジタルシネマプロジェクターを発売するなど、映画館のデジタル化が急速に進んでいる。またプラネタリウムやアミューズメント関連施設、医療施設、シミュレーションなど幅広い分野で4Kの高画質プロジェクター市場が拡大している。
今後、フィルムのスクリーン数が減り、デジタルシネマのスクリーン数が拡大していくと見られるが、調査によると、デジタルシネマとフィルム(非デジタルシネマ)の割合は、2012年にはスクリーン数が逆転し、デジタルシネマが5割を超えたという。2016年には70%、2018年に80%、2020年は90%がデジタルシネマになると予測された。最終的に、2020年には世界の全スクリーン150,000のうち、80,000スクリーン程度が4Kになると推定された。なお一時ブームになった3Dシネマは、全スクリーンの約3割程度普及しているとみられているが、今後、これ以上の普及は望めない見込みだ。
※[訂正:2012-07-17]初出時より発表内容の変更があったため、より正確を期すため、記述・図版を最新のものに差し替えました。
《冨岡晶》
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