グーグル、傘下モトローラ・モビリティで4000人規模の人員削減
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Googleは昨年にモトローラ・モビリティの買収を発表。買収額は125億ドルときわめて大規模な買収劇で注目を集めた。買収の手続きは今年5月には完了していたが、Googleはモトローラ・モビリティの今後の方針などは特に発表していなかった。
Googleがモトローラ・モビリティを買収した目的は2つあるとされている。ひとつは特許紛争を避けるため同社の持つ特許を手に入れ、特許資産を増強すること。もうひとつはIT、ソフトウエアのみのビジネスモデルから脱却し、ハードウエア開発、販売に進出するため。しかし、今回の発表ではまずモトローラ・モビリティの収益性を改善し、赤字を解消することが先決と判断したようだ。
2012年第2四半期のモトローラモトローラ・モビリティの売り上げは12億5000万ドルで、営業損益は2億3300万ドルの赤字。昨年にも800人規模の人員削減を行なっているが、その効果は現れていない。
《山田 正昭》
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