富士通、自社回収したCD・DVDをノートPC製造に再生利用するリサイクルシステムを構築
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同社では全国5ヶ所の富士通リサイクルセンターにて、パソコンなどの回収・解体・分別・リサイクルを行っている。パソコンの筺体への再生プラステック利用の問題点として、異種類のプラスチック同士は加熱溶融しても均一に混じり合わないため、材料物性を確保するためには同じ種類のプラスチックを集める必要があったという。
今回発表されたリサイクルシステムでは、ノートPCの筺体に適する「ポリカーボネート」を原料とし、一定量が確保できるCDやDVDをリサイクル材料に適していると判断。富士通研究所が作成した、素材に含まれる化学物質のリスク管理データベースに基づいて品質管理を行なうことでノートPCへの適用を可能にしたという。
同社の企業向けノートPC夏モデル「LIFEBOOK P772/E」の本体前面の一部に再生プラスチックの適用を開始。同システムの適用により、従来のノートPC製造プロセスと比較し、新たに使用するプラスチックの使用量を年間約10トン以上、CO2排出量を約15%削減できる見込み。
《丸山 朋之》
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