【中小企業のIT活用術 Vol.4】実は世界でもトップクラスの販売実績!「たよれーる Office 365」(後編) | RBB TODAY

【中小企業のIT活用術 Vol.4】実は世界でもトップクラスの販売実績!「たよれーる Office 365」(後編)

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
大塚商会 MSソリューショングループ 下條洋永氏
大塚商会 MSソリューショングループ 下條洋永氏 全 8 枚
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 前編では、「Office 365」を取り扱う大塚商会の強みについて言及した。後編からは、「たよれーる Office 365」の具体的な内容について紹介していこう。

■多彩な契約プラン

 「たよれーる Office 365」には、主要サービスとして「Exchange Online」「SharePoint Online」「Lync Online」「Office Professional Plus」の4つが用意されている。これらが細かい内容(容量や機能制限)によって、複数の単体サービスに分かれており、多彩なバリエーションを揃えているのも特徴の1つだ。また単体サービスを組み合わせたフルパッケージのお得なスイートメニューには、中規模・大企業向けの「Office 365 プラン E」シリーズや、25名規模までの企業に最適な「Office 365 プランP」などがある。

■25GBの容量、スケジュール共有やスマホ連携が便利な「Exchange Online」

 これらのサービスのうち、特に人気が高いのが「Exchange Online プラン1」だという。1人あたり25GBという大容量メールボックスに加え、スケジュール共有やスマートフォンとの連携もサポート。大塚商会 MSソリューショングループの下條氏は「通常このクラスのメールシステムをオンプレミスで構築すると、最低でも数千万円以上の費用がかかります。それがプラン1の場合には、1ユーザ月々400円で利用できます」とコスト面の優位性を強調する。さらに、もっと容量がほしい場合には無制限の利用が可能な「Exchange Onlineプラン2」も用意されている。

 「このほか、お客様のご要望に合わせたメニューもあります。たとえば工場などで働く方々などは、それほどメール容量がいらないこともあります。そうした場合には、1GBまでの容量を月額200円で利用していただくプランを提供しています。また独自オプションとして、Exchangeを利用する際に自社ドメインの取得から管理までを一括サポートするドメインサービスや、ホームページを公開・作成するためのWebサービスなども用意しています」(下條氏)。

■ユーザーライセンス方式が使いやすい「Office Professional Plus」

 「Lync Online」の単体サービスも、「Exchange Online」に次いで人気のメニューだ。「Lync Onlineプラン1」では、月額200円で在席確認、インスタントメッセージ、ファイル転送、ビデオチャットが可能になる。さらに多人数での本格的なWeb会議を利用したいなら、月額550円の「Lync Onlineプラン2」を導入すればよい。また「Office Professional Plus」は、最新版の「Office 2010」が1ユーザーあたり月額1630円で使えるようになるサービス。従来のようなデバイス単位のライセンスではなく、ユーザ単位の方式が採用され、1名で最大5台のデバイスに対応するため、会社のデスクトップPCのみならず、モバイルPCや、自宅PCなどでも利用できる。このような考え方は、今後マイクロソフトでは主流になっていくものと予想される。

■サポート体制も重要

 さらに大塚商会独自のサービスとして、オリジナルの電話サポートが付いていることも見逃せないところだ。技術的な設定方法や操作方法の問い合わせなどは、「たよれーるコールセンター」が全面的にバックアップ。「Officeのバージョンが変わると、細かい部分で操作性が変わることもあります。そうした際によくご利用いただいており、好評をいただいています」と下條氏は説明する。

 「SharePoint Online」は、ドキュメント管理や情報共有ポータルを実現するサービスだが、大塚商会では、「SharePoint」を初めて利用するIT管理者でも比較的容易に始められるように、便利なオリジナルテンプレートを無料で提供している。テンプレートを設定すれば、掲示板や共有文書、行動予定表、会社からのメッセージなどの機能が予め設定されており、すぐにでも利用することが可能だ。

■クラウドサービスに合わせて進化していく

 さて今後の展開だが、下條氏は「『たよれーる Office 365』のようなクラウドサービス分野は、サービス自体がどんどん進化していくため、それに合わせてこちらの販売形態、サポート内容等も対応させていく方針です。すでに次のバージョンのOfficeも視野に入っています。その際に『Office 365』のプラットフォームをどうしていくか、マイクロソフトの考え方もふまえ、お客様の目線で最適な提案をしていきたいと思います」と説明する。

 現時点では「Office Professional Plus」だけを使うユーザーも多いそうだが、「Exchange Online」も合わせて使うと、よりいっそう利便性も向上するとのこと。そういった使い方の提案も今後進めていくという。またOffice関連サービスを足がかりに、大塚商会が用意する様々なソリューションとの連携など、「たよれーる Office 365」のメニューを増やせるように展開していく意向だ。

《井上猛雄》

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