全国主要地区の防災グッズ所有率、仙台がトップ……西日本では所有率低い
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同調査は関東・関西・中京・福岡・札幌・仙台・広島の全国7地区の男女12~69歳が対象。調査によると仙台地区が37%でもっとも防災グッズの所有率が高い。次いで関東地区の32%、中京地区の28%と続き、関西地区は16%、福岡地区・札幌地区・広島地区は11%となった。
仙台での所有率の高さには、やはり東日本大震災の影響が大きいようだ。震災時に多くの帰宅難民を出したり、計画停電が実施されたりした関東でも、震災の影響を体感したため防災意識が高まったと思われる。
被災地から比較的遠い中京は、30年以上前から想定されている東海地震に備えた、日頃からの防災意識の高さがうかがえるといえる。
昨年の東日本大震災から比較的遠い関西、福岡、札幌、広島では、所有率は低めで2割に満たない。関西では1995年に阪神・淡路大震災に遭遇しているものの、16年以上が経過して経験が風化したり、震災後新たに転入者が増えたためではないかとされている。
今後も日本では、あらゆる地域で地震が起こり得ることが予測されている。改めて、防災への備えなど意識を高める必要がありそうだ。
なお、総務省消防庁HPが紹介している、非常用持ち出し袋に最低限入れておいたほうがよい防災グッズは、印かん、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ロウソク、ナイフ、衣類、手袋、ほ乳びん、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水。
防災グッズの所有率は仙台がトップ・・・関東・中京でも防災意識高く
《勝田 綾》
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