NEC、ビックデータ処理の高速化ハードウェアを「SQL」で設計できる技術を開発
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
ビックデータ処理専用のハードウェアは、開発や実装に数か月程度の長い期間が必要である、運用中に処理内容の変更ができないなどの課題があった。今回開発された技術は、データ分析担当者がプログラミング言語「SQL」で、必要な分析処理の内容を入力するだけで、簡単に専用の高速化ハードウェアが設計できるという。SQLで設計されたソフトウェアを、NECのFPGA回路合成技術「CyberWorkBench(サイバーワークベンチ)」を利用して、専用ハードウェアに自動変換する。これによりデータ分析担当者が、使い慣れたSQLでFPGAを直接設計することを可能とした。
またデータの処理内容を切り替える際に、旧処理と新処理の回路を並列で動作しながら、瞬時に切り替えるハードウェア処理機構を開発。処理内容の書き換えも、従来の数ミリ秒から数ナノ秒と約1/1000に短縮された。
NECでは今後も研究開発を進め、2014年度までにハードウェアを活用したビッグデータのリアルタイム処理ソリューションとしての提供を目指す。
《冨岡晶》
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