2011年度・電気通信サービスの重大事故は17件、スマホ限定の事故が初発生……総務省まとめ
ブロードバンド
その他
注目記事

この報告では、「重大な事故」について、「電気通信役務の提供を停止又は品質を低下させた事故で、影響利用者数3万以上かつ継続時間2時間以上のもの」「衛星、海底ケーブルその他これに準ずる重要な電気通信設備の故障の場合は、その設備を利用する全ての通信の疎通が2時間以上不能であるもの」と定めている。それによると、2011年度の「重大な事故」は、8社・17件。昨年の12社・15件より増加した。また、主にスマートフォンの利用者のみに影響があった重大な事故が、今回初めて発生した。
通常規模の事故としては、影響利用者数が500人未満の小規模な事故が7,732件であり、全体の88%を占めた。影響利用者数が3万人以上の事故は、109件であり、全体の1%だった。サービス別の比較では、データ通信サービスの事故が65%を占めた。音声サービス、データ通信サービスに係る事故のうち、固定通信に係るものがそれぞれ64%、60%を占めた。
原因としては、機器の故障、ソフトウェアの不具合といった設備要因による事故が49%を占めた。また、他の電気通信事業者の事故を要因とする等、外的要因による事故が47%を占め、作業ミス等の人為要因による事故は2%であった。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/