NEC、従来比3倍の広域な監視エリアを解析できる映像処理技術を開発
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
カメラで撮影した映像の内容に応じて、解析処理の実行を制御する技術を開発。これにより、映像に人が映り込んでいるものは優先して処理し、人がいなくなったら解析頻度を下げる、場所や時間帯に応じて解析頻度を調整するなど、検出精度を維持しながら処理を効率化することを可能とした。ユーザーの要望に応じて、解析処理の制御を、システム上で設定変更することも可能となっている。
この技術を、人の特徴(顔、服装)情報や不審行動を解析する映像監視システムへ適用し実験を行ったところ、従来と比較して、解析可能なカメラの台数が、10台から30台と3倍に増加可能だったとのこと。これにより、約3倍の広さの監視エリアに、高度映像解析を適用できる見込みだ。
今後NECでは、本技術について国内外における実証実験を行い、早期の実用化に向けて取り組んでいく予定。なお本成果は、9月5日に、法政大学小金井キャンパスにて開催される「第11回情報科学技術フォーラム(FIT2012)」において発表の予定。
《冨岡晶》
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