NEC、FOMAエリアで利用可能な音声中継装置の最新型「mobilestudio II」販売開始
エンタープライズ
ハードウェア
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
日本初のテレビ・ラジオ番組連動音声認識アプリ「RNBテレオト」、南海放送で実証実験
-
広範囲で音場を作るWi-Fi対応卓上インタネットラジオ……Dockコネクタも装備

「mobilestudio」は、文化放送およびNTTドコモの「ラジオ放送局向け高品位音声中継システム技術」と、NECの音声符号化技術を用いて開発された音声中継装置。FOMAの利用により、エリア内であれば、放送局の中継車が入れない場所や地下鉄駅構内からでも、あるいは災害や事件など緊急な場面でも、リアルタイムに臨場感ある中継が可能だ。
「mobilestudio」は、2004年の発売以来、日本のAMラジオ放送局を中心に70局以上、8割強のAMラジオ放送局に採用されている。新製品「mobilestudio II」では、最新の音声符号化技術である「HE-AAC CODEC」を搭載することで、中継可能な音声の周波数帯域を、従来上限8KHzから16KHz以内に拡大。一方で従来装置より約16%の小型化し、重量も約2.5kg(本体)と約0.5kg軽量化した。また従来の2GHz帯に加え、800MHz帯のFOMAプラスエリアの64Kbpsデータ通信に対応したことで、山間部や都市部ビル近傍などより広いエリアでの利用を可能とした。
本体希望小売価格は94万9千円(税別)、目標販売台数は、3年間で500台。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/