KDDI、MNPで12ヵ月連続の首位!純増数はソフトバンク……iPhone 5の影響力絶大
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特に、MNPで10万件近い転入超過を獲得したKDDIの好調さが際立っている。高速通信サービス「4G LTE」のスタートはもちろん、テザリングサービスに発売日から対応したことが、同じくiPhone 5を発売したソフトバンクと差がついた部分だろう。LTEサービスに関してはソフトバンクも同日に開始しているが、先日ネオマーケティングが実施した「『iPhone 5』についての購入意向調査」によると、「通信エリアが広い・つながりやすい」という理由でau版iPhone 5を選んだ人が多く、ネットワークへの評価もKDDIに傾いているようだ。
KDDI広報部に電話取材をしたところ、やはりテザリング機能に発売当日から対応したことや、独自のチューニングを行って3GとLTEの切り替えなどの無駄を抑え、電池の持ちを良くしていることが評価されているという。ネットワークについても、「KDDIはつながるというイメージを持っていただいていると思います」と、自信をみせていた。今後予想されるLTEのトラフィック増加に関しても、既に基地局を整備している800MHz帯や1.5GHz帯も活用できるため、問題ないとした。
MNPではKDDIに溝を開けられたソフトバンクだが、広報に聞くと、「予想以上にiPhoneユーザーのお客様がソフトバンクに残って下さったと思っています」と、余裕の構え。下取りキャンペーンなどの施策や、イー・アクセスの子会社化等で今後のサービス体制に期待するユーザーも多く、iPhone 5の予約数も順調に増えているとのことだ。
iPhone 5が発売されて2週間、出だしではKDDIが大きくリードした形だが、料金、速度、エリアなど、まだまだ両社の争いは加熱していくとみられる。
《白石 雄太》
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