NEC、航空機との衝突を防ぐ「鳥位置検出ソリューション」販売開始……羽田空港が採用
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鳥が航空機に衝突する「バードストライク」による航空機のトラブルが、空港の高い安全性を確保する上で、大きな課題となっている。現在、東京国際空港(羽田空港)では、バードパトロール員が空港を巡回し、目視で鳥を見つけるたびに防除作業を実施しているが、「鳥位置検出ソリューション」を採用するとしている。
「鳥位置検出ソリューション」は、空港およびその周辺を昼夜を通して監視し、鳥位置を検出するとともに、鳥の種別をデータとして蓄積できるソリューションとなっている。これにより、生態等の分析結果から防除対策の検討・実施も支援可能となっている。
レーダー装置、鳥映像監視装置、データ処理装置、大音響発生装置により構成されており、空港およびその周辺を飛翔する鳥の水平方向の位置を検知する水平レーダーと、高度を把握する垂直レーダーの組合せで空港の全周囲方向の鳥位置を計測する。マイクロ波を利用した高出力パルスレーダーを採用しており、昼夜とも一定の検知性能を確保した。またレーダー装置の補助装置として、日中、自動的にレーダー装置が検知しにくい地表面を重点的に旋回撮影。自動検出プログラムにより鳥を検知する。さらに指向性の高い大音量を発生させる装置により、鳥の苦手な音を発し、防除を実施する。
《冨岡晶》
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