今年7月に第1子男児を出産し、いよいよ本格復帰を果たす倖田。同作はダブステップを大胆に取り入れた疾走感あふれるビートに仕上がっており、歌詞にはどんなときも悲しみに負けることなく立ち上がる強い女性像が描かれている。それは倖田自身が長年テーマにしてきた、“強くてかっこいい女性”というイメージにも重なる。
倖田來未はカッコよくあるべき。その言葉に、彼女が妻であり母親であると同時に、自身が原点とした“妥協を許さないアーティスト”であろうとする強い決意がにじむ。一方、カップリング曲「darling」では、新生活のなかで感じた家族への愛情をつづり、結婚、出産を経験した倖田の“リアル”を詰め込んだという。楽曲も、アコースティックギターのあたたかみのある音が響く優しさに満ちた曲に仕上がった。倖田自身も「『Go to the top』を歌っているときはそんなに感じなかったんだけど、『darling』は自分でも“こんなに優しい声が出るんだ!!”って驚くくらい優しい歌声が自分の中から溢れてきたんですよね」と、新たな発見に驚いたという自信作だ。
原点回帰と新たな発見。アーティストとして次なるステップに足を掛けた倖田は「Go to the top」という楽曲で新しいTOP(頂き)を目指す。