【Japan IT Week 秋 Vol.10】仮想環境による動的検査で標的型攻撃を検出……FireEye
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このソリューションは、アプライアンスサーバーの形をとり、Webトラフィックやメールトラフィックをモニタリングし、添付ファイルなどをアプライアンスサーバー内のSandbox(「砂場」:こどもが遊んでもよい安全な隔離された場所の意味で使われる)で、その挙動を解析し危険と判断した動作を検出したらアラートをあげるというものだ。Sandboxは、仮想環境として隔離されている。
ファイア・アイ シニアシステムエンジニア 小澤嘉尚氏によれば、同社のアプライアンスは4分あれば未知のマルウェアを検出することが可能であり、処理能力としては1時間に3,000添付ファイルを検査することができるという。危険な動作としては、不正なファイル操作(複製、保存、生成)や不審な外部との通信などとなり、対象となるファイルや接続先のURL、IPアドレスなどがアラートとして報告される。これらの情報は既知の情報として次回の検出条件加えられるので、2度目以降の攻撃は直ちに検出される。
Webトラフィックのアプライアンスで1500万円、メールトラフィックのアプライアンスで2000万円が目安(アカウント数などによる)と、非常に高価な製品だが、日本法人の営業を開始した昨年11月から現在までに、省庁、大企業、金融機関など20社ほどに導入されているそうだ。
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