主要企業のWebユーザビリティ、NTTドコモがランキングトップに返り咲き
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評価対象は、「電力・ガス・エネルギー」「鉄道・運輸」「建設・不動産」「鉄鋼・金属・材料」「化学・繊維」「機械・部品メーカー」「自動車・自動二輪」「精密機器・電子部品」「食品・飲料・生活用品」「医薬品」「商社・流通・小売」「金融・証券」「IT・情報通信」「総合電機・エレクトロニクス」「保険・クレジット」の15業界、主要企業150サイト。同社のユーザビリティ診断プログラムを用いて、「アクセス性」「サイト全体の明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」「コンテンツの適切性」「ヘルプ・安全性」の5評価軸、全97項目について評価した。
今回のランキング1位は、2年連続で1位だった「JX日鉱日石エネルギー」を抑え、「NTTドコモ」が1位に返り咲いた。増え続ける製品や複雑化するユーザーニーズを正確に捉え、適切な誘導を実現している点、ユーザーの多様なリクエストを整理しつつ効果的なPR活動を行えている点が評価されたとのこと。「JX日鉱日石エネルギー」は、ユーザービリティに関しての取り組みはトップレベルであるものの、訴求する側の企業PRが強く、ユーザー視点でない過度なPRが見られたことがマイナス評価につながったとしている。3位の「東京地下鉄(東京メトロ)」は前年度6位から大きくランクアップ。多岐に渡るコンテンツを効果的にPRに活かしつつ、ユーザビリティを損なわないような配慮が高評価につながったとのこと。
業種別に見ると、1位「IT・情報通信」、2位「保険・クレジット」、3位「医薬品」、4位「食品・飲料・生活用品」と続き、6位「日本生命」、8位「第一生命保険」に代表される「保険・クレジット」や「食品・飲料・生活用品」の順位が上がった。一方で「総合電機・エレクトロニクス」「商社・流通・小売」といった業種が大幅に順位を下げたのが特徴となっている。
なお、対象150社のうち、68社となる約45%が、サイトのフルリニューアルまたは一部リニューアルを実施していたとのこと。またスマートフォン(iPhone、Android携帯)、タブレット端末(iPadなど)すべてに最適化されたサイトを用いて情報発信している企業は39%(昨年度は18%前後)。また自社の企業サイトから適切にソーシャルメディア(Facebook、Twitterなど)に誘導できている企業は28%程度だった。
■企業サイト上位10位ランキング
順位 企業/サイト名
1. NTTドコモ(NTTドコモ)
2. JX日鉱日石エネルギー
3. 東京地下鉄(東京メトロ)
4. 中部電力
5. みずほ銀行
6. 日本生命
7. 富士フイルム
8. 第一生命保険
9. オリックス
10. 伊藤忠商事
《冨岡晶》
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