JASRACが雅楽の著作権使用料を請求!? 演奏家が憤慨 「千年前の音楽には著作権はない」 | RBB TODAY

JASRACが雅楽の著作権使用料を請求!? 演奏家が憤慨 「千年前の音楽には著作権はない」

エンタメ ブログ
拡大写真
 重要無形文化財に指定されている日本の伝統音楽・雅楽に対し、日本音楽著作権協会(JASRAC)が著作権使用料を支払うよう求めたとして、雅楽演奏家が自身の公式Twitter上で批判している。

 雅楽演奏家の岩佐堅志氏が12日に投稿したツイートによれば、同氏のもとにJASRACの担当者を名乗る人物から電話があり、同氏が9月に兵庫県西宮市で行った公演における著作権使用料を申告するよう求めたという。同公演の演目は管絃「平調調子」や、朗詠「嘉辰」、舞楽「萬歳楽」といった、いずれも古来より伝承される曲であり、これに対し著作権使用料が必要だとする電話主に同氏は、「千年前の音楽には著作権はありませんよ、と教えてあげました」と憤慨。さらに、電話主が「めちゃめちゃ上から目線」であったことと、雅楽(ががく)を「がらく」と発語していたことについて、「勉強しろよ」と痛烈に批判した。

 この件で、13日11時現在までにJASRAC側のコメントはないため、電話主が本物のJASRACの担当者であったかを含め真相は不明だが、同氏のツイートによると、同氏のもとに同様の電話が掛かってきたのは3度目とのこと。度重なる誤った請求に辟易(へきえき)した様子で、「他の雅楽の人は電話掛かってこないのかなあ?」とつづっている。

 なお、JASRACが定める著作権の保護期間は、「原則として作家の死後50年まで」としている。

《花》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

関連ニュース