振り込め詐欺の被害者へ返せなかった40億円を奨学金へ
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同財団は、振り込め詐欺などで発生する預保納付金の担い手となり、犯罪被害者の子どもを対象とする「まごころ奨学金」をスタートした。
預保納付金は振り込め詐欺など犯罪に使われた預貯金口座に、被害者に返済されないまま残されたお金。預保納付金額は2012年10月末時点で約50億円にのぼる。
「まごころ奨学金」は高校、大学、大学院などに在学、または進学を希望する犯罪被害者の子弟が対象。預保納付金のうち40億円を基金に、月5~10万円の奨学金を無利息で貸与するほか、25~30万円の入学一時金も用意される。返済は卒業後30年以内。年間200~300人が奨学金の対象となる見込みという。
なお、成績の条件などはなく、他の奨学金も同時に利用できる。詳しくは、日本財団の奨学金募集要項を参照のこと。
《工藤 めぐみ》
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