黒田夏子さんの芥川賞受賞作「abさんご」が異例のヒット……発行14万部に
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最高齢での芥川賞受賞という話題性はもとより、全文横書きで平仮名のやまと言葉を多用し、かぎカッコやカタカナ、固有名詞などを一切使わないという日本語の限界に挑んだ実験的な文体でも話題を呼んでいる同作。候補作決定前に初版8000部で刊行を決定していたが、その後の受賞にともない増刷。24日の時点で3刷9万部に達し、さらに25日に5万部の増刷を行い、累計で14万部に達した。文芸作品として異例のヒットとなっており、同じく芥川賞受賞作で大ヒットとなった田中慎弥氏の「共喰い」(集英社)は刊行から4日で18万部、約2週間で20万部に到達したが、それに迫る勢いを見せている。
「abさんご」は表題作のほか、昭和38年に「第63回読売短編小説賞」に入選した「毬」や、「タミエの花」「虹」の全4篇を収録。
《花》
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