Windows 8の普及はWindows 7よりも低調、その理由は?~カカクコム調べ
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Windows 8の発売から3カ月弱の1月時点で、Windows 8を購入したと回答したのは22.9%。同社ではWindows 7発売後にも同様のアンケート調査を行っているが(2010年1月アンケート実施)、その際には購入率が30%に及んでおり、前OSとの比較でWindows 8の売れ行きはやや低調であることがわかった。
Windows 8の購入者がそれまで利用していたOSとして、最も多かったのはWindows 7で67.6%、Windows Vistaは12.3%、Windows XPは17.9%であった。
購入したバージョンは、Windows 8 Proが65.9%、Windows 8が33%。購入方法は、アップグレード版が58.3%、Windows 8搭載パソコンが28.3%。購入理由の断トツトップは「価格の安さ」で44.4%となっており、Windows 8の特長的なマルチタッチ機能については、「タッチパネルを利用したかった」が5.9%で意外に低い結果となった。実際、Windows 8を利用しているパソコンのタイプとしてマルチタッチ非対応のパソコンが8割近くを占める結果となっている。
ここまでの結果から、Windows 8は「価格が安い」から「アップグレード版」で購入したという傾向が強く、Windows 8ならではの機能であるマルチタッチ機能が生かされていない状況がうかがえる。それゆえか、Windows 8への満足度は「満足」が45.2%で「不満」が42.3%。項目別満足度では、「体感速度」には75.3%が満足しつつも、「Windowsストア」や「操作のしやすさ」に対する不満が目立った。
Windows 7発売後のアンケート調査では、Windows 7に対して74.9%が満足していただけに、8と7の差は大きい。やはり、Windows 8を購入する際には、マルチタッチ対応パソコン/タブレットも用意しなければ満足できないのがユーザー心理のようだ。実際、今後のWindows 8の購入予定を尋ねると、「予定なし」(38%)が「予定あり」(29.1%)を上回り、Windows 8を利用したいパソコンを尋ねると、1位が「タッチパネル機能のあるノートパソコン」(47.9%)で、「タブレットPC」(27.3%)が2位。Windows 8の普及には、マルチタッチ対応機種の拡充がカギを握っているようだ。
なお、今回の調査対象は「価格.com」のID登録ユーザーで、調査方法はWebアンケート、調査期間は1月15~21日、回答者数は6,457人、男女比は男93%(平均42.7歳)/女7%(平均44歳)。
《加藤》
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