グッチ銀座で幻の名作映画『黒い砂漠』を上映。マーティン・スコセッシ「The Film Foundation」とグッチの映画修復プロジェクトにより復活
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
『黒い砂漠』は1972年カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、1974年に日本でも公開されたが、現在はVHS、DVDともに発売されていない幻の名作。
実在の人物と出来事にもとづいた、スリラー映画でEMI(イタリア国営炭素水素公社)の創始者エンリコ・マッテイの野望、業績、そして謎の死に迫るストーリー。スコセッシ監督に長年支持され、最近もイタリアの政治、社会、モラルを毅然と世に示した名作である、という再評価を受けている。
グッチ銀座のシアターは、昨年6月にオープン。映画監督マーティン・スコセッシが創設した、劣化した名画を修復・復元を行う「THE FILM FOUNDATION」とグッチのサポートにより蘇った名作を上映している。
本作は、チネテカ・ボローニャの映画修復研究所「L'Immagine Ritrovata」がオリジナルのカメラネガ、およびビンテージプリントを用いて修復作業を行ない、2012年9月のヴェネチア国際映画祭にて修復版がプレミア上映された。
《編集部》
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