ドコモ、ヘルスケア事業を本格始動…健康プラットフォーム「WM(わたしムーヴ)」発表 | RBB TODAY

ドコモ、ヘルスケア事業を本格始動…健康プラットフォーム「WM(わたしムーヴ)」発表

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ドコモ・ヘルスケア 代表取締役社長 竹林一氏
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 ドコモ・ヘルスケアは3月6日、都内で「ドコモ・ヘルスケア新事業/新サービス記者発表会」を行ない、4月1日より健康プラットフォーム「WM(わたしムーヴ)」の提供を開始すると発表した。

 2012年7月にNTTドコモとオムロンヘルスケアの共同出資により設立した同社は、健康支援サービスを軸としたプラットフォーム事業の準備を進めていた。そして今回、NTTドコモが提供してきた「docomo Healthcare」、オムロンヘルスケアが提供してきた「ウェルネスリンク」を融合した新サービス、「わたしムーヴ」をスタートする。

 「わたしムーヴ」はポータルサイト的な位置づけとなっており、6ジャンル(「女性向け」「ダイエット」「睡眠がわかる」「運動」「からだがわかる」「血圧管理」)、16コンテンツの配信からスタートし、順次コンテンツを拡充していく。6月1日には、女性の体と心を健やかにする「カラダのキモチ」をスタートする。同サービスは、オムロンヘルスケアのNFC対応体温計からワンタッチでデータ転送できるのが特徴で、他にも、生理周期や体温分析に基づいたアドバイス等も受けられる。

 今まで、NTTドコモ、オムロンヘルスケアの両社は、データの蓄積・可視化を通じて健康支援サービスを提供してきたが、「わたしムーヴ」では、データの分析や予測までを実現する。

 さらに、上記の「蓄積・分析・予測」に加え、新たな取り組みとして「(プラットフォームに連携する)測定機器の充実」「アプリ・サービスの拡充」「アライアンス企業の拡大」も挙げている。

 記者発表会で登壇した、ドコモ・ヘルスケア 代表取締役社長 竹林一氏は「わたしムーヴ」のサービス名の由来について「“私が動く”という、能動的なイメージを連想させる造語」と説明。「わたしムーヴは、お客様とアライアンス企業を結びます。お客様のからだデータの活用を通じて、新たなビジネス機会をアライアンス企業の方へご提供します。それにより、健康を軸とした多様なサービス・商品の提供が可能となります」とサービスの全体像を語った。アライアンス企業提供型サービスの事例として、オークローンマーケティング、らでぃっしゅぼーや、ABC Cooking Studioとの取り組みも紹介した。

 また、NTTドコモ 代表取締役社長 加藤薫氏も登壇し、モバイル産業での収益の源泉が、より上位レイヤー(サービスやサービスプラットフォーム)に移っていると前置きしたうえで、「ヘルスケアがドコモの今年~来年度の中心的なサービスになるだろう」とコメントした。先日スペインで行われたMobile World Congress 2013(MWC 2013)においても、ヘルスケア・ウェルネスの分野が、M2M(Machine-to-Machine)と同様に世界的にも気運が高まっていたと感想を述べ、同社がこの分野にかける意気込みを感じさせた。

 2013年の秋には、NTTドコモが提供中の健康サービス「i Bodymo」(会員数約180万人)も「わたしムーヴ」と連携する予定で、「わたしムーヴ」は、2015年度に売上100億円、会員数1,000万人を目指すという。

《ダイエットクラブ編集部》

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