【13-14AW東京コレクション】“色”を壊した「アンリアレイジ」が作ったのは、太陽の下で色が変わる服
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テーマは「カラー(COLOR)」。フラワープリントや、ストライプあるいはチェックをパッチワークしたような柄のジャケットやコートなどモノクロームのルックからスタート。徐々に、ドットや花、千鳥、迷彩などの柄の一部のパーツをシアンやイエローにしたり、スカートの下半分だけに色で染めたりするなど、少しずつ色を加えていった。
そして、後半には光の三原色を象徴する花を胸に描いた真っ白な服をまとったモデルが登場。ターンテーブルの上で光を浴びながら、少しずつ色づき始め、緑や紫の服へと変身した。
これは、太陽光に反応して分子構造が変わるフォトクロミックという化合物を染料や糸に含ませているため。フォトクロミックは、紫外線チェッカーや色の変わるサングラスなどに使われるもので、屋外で紫外線を浴びると服に色が現れ、室内の蛍光灯の下では白に戻る。
ショー後、森永は「形を追求し崩すデザイナーはいるが色を壊すデザイナーはこれまでいなかったし、80年代の”黒の衝撃”や”マルタン・マルジェラの白”からカラーに変わる瞬間を表現できないかと考えた。服の形や素材はシンプルに、色だけで新しいことに挑戦した」と話した。
《樋口真一》
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