森美術館で、日本の現代美術を多角的に検証する「アウト・オブ・ダウト展」、赤瀬川原平や金氏徹平ら紹介 | RBB TODAY

森美術館で、日本の現代美術を多角的に検証する「アウト・オブ・ダウト展」、赤瀬川原平や金氏徹平ら紹介

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金氏徹平《Ghost in the Liquid Room (lenticular) #1》2012年レンチキュラー、反射シート、木180×180 cmCourtesy: ShugoArts, Tokyo
金氏徹平《Ghost in the Liquid Room (lenticular) #1》2012年レンチキュラー、反射シート、木180×180 cmCourtesy: ShugoArts, Tokyo 全 7 枚
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今年開館10周年を迎える六本木ヒルズの森美術館で、9月21日から2014年1月13日までの期間、「アウト・オブ・ダウト展-来たるべき風景のために(六本木クロッシング2013)」が開催される。

「六本木クロッシング」は、森美術館が日本のアートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として2004年に開始、3年に一度開催されてきたシリーズ展。第4弾となる今回は、シリーズ初の試みとして、海外から若手キュレーター、ルーベン・キーハン(Reuben Keehan)とガブリエル・リッター(Gabriel Ritter)の2名を迎え、森美術館チーフキュレーター片岡真実との共同企画で開催される。

タイトル「アウト・オブ・ダウト」に込められたのは、東日本大震災以降、社会的な自覚や意識が高まっている日本において、社会通念や制度に向けられた疑念(ダウト)からどのような生産的な議論を生み出せるかという問題提起の姿勢。

参加アーティストは1970年から80年生まれを中心とした約30組。歴史的、政治的な視点から美術と社会の関係を見つめる柳幸典、小泉明郎、既存の価値観の転換に挑戦する赤瀬川原平らの作品を紹介したり、戦前の日本美術を牽引してきたアーティスト達の作品を併置したり、日本の古来の自然観やアニミズム信仰について再考したりすることで、日本の現代美術について多角的に検証する。また、海外在住や海外生まれの日系アーティストも紹介することにより、グローバルな美術の世界の中での日本の位置づけも探る。


【展示会情報】
アウト・オブ・ダウト展-来たるべき風景のために(六本木クロッシング2013)
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階
開館時間:10:00から22:00(火曜日のみ10:00から17:00)
入館料:一般1,500円、学生(高校、大学生)1,000 円、子供(4歳から中学生)500円
参加アーティスト:赤瀬川原平、アキラ・アキラ、新井卓、荒川医+南川史門、朝海陽子、千葉正也、遠藤一郎、サイモン・フジワラ、岩田草平×プロマイノリティ、泉太郎、金氏徹平、風間サチコ、小林史子、小泉明郎、満田晴穂、森千裕、中平卓馬、中村宏、中村裕太、丹羽良徳、奥村雄樹、流井幸治、笹本晃、下道基行、菅 木志雄、田島美加、高坂正人、柳幸典

《白倉奈緒》

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