KDDI田中社長「20%超の利益成長を目指す」……3M戦略推進とグローバル戦略拡大で | RBB TODAY

KDDI田中社長「20%超の利益成長を目指す」……3M戦略推進とグローバル戦略拡大で

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 KDDIは30日、2013年3月期決算説明会を開催。同社 代表取締役社長の田中孝司氏が登壇し、2013年3月期の決算および2014年3月期の見通しについて説明した。

 田中氏はまず冒頭で、4月に発生したメールとLTEの通信障害について謝罪。「先日のメール障害に続き、この週末にはLTE障害を起こし、重大な障害を発生させ、またお客様に多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことを大変申し訳なく思っております。これまで各種対策を行ってきましたが、結果としてこのような事態になったことを、深く反省しております」とした。2つの障害は独立した事象ではあるが、もう一度田中氏自身が先頭に立ち、経営の最重要課題として信頼回復に努めていくという。

 2013年3月期は「成長期点の年」として、連結営業利益は5000億円、au通信ARPU(契約当たり月間収入)の底打ち、3M戦略による競争優位性の確立を掲げてきた。

 連結営業利益は5127億円と目標を達成、au通信ARPUは2月に月次ベースでの底打ちを実現。マルチユース・マルチネットワーク・マルチデバイスの3M戦略もほほ確立。3M戦略の中に含まれる、固定ブロードバンド回線とのセット割引であるスマートバリューの契約が増え、スマートバリューが業績を牽引。また、スマートパスの会員数も予想以上に増加しており、付加価値ARPUの上昇に大きく寄与したとのこと。

 次の3年は「本格的な利益拡大へ」として「3M戦略の推進・深化」「グローバル戦略の推進」を掲げ、国内でのauとブロードバンドの拡大に加え、まずはアジアからグローバル戦略を推進していくとした。

 2014年3月期は、「20%超の利益成長を目指す」として、モバイル通信料収入の増収、純増数のさらなる増加、ARPUの増加を目指すという。

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