大学生協連と大日本印刷、電子書籍販売サイトを開設
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電子書籍の普及に伴い全国大学生協連は、豊富な学術専門書を取り扱う電子書籍販売サイトの開設を検討してきたという。しかし、学術専門書の多くは電子化が容易なPDFデータで電子書籍化されており、著作権保護の観点から多くの人が購入する販売サイトへのコンテンツ提供が難しい状況にあったという。
これに対して全国大学生協連は、DNPが新たに開発したデジタル著作権管理システムで保護されたPDFデータを閲覧できる専用ビューアと、「電子書店構築・運営支援サービス」を活用した電子書籍販売サイトVarsityWave eBooksを開設。学術専門書売上高が国内大手である大学生協が、学術専門書の電子書籍販売サイトを開設することで、専門書コンテンツの増加とさらなる普及につなげていきたいとしている。
VarsityWave eBooksは、学術専門書だけでなく、文芸書、ビジネス書、コミック、雑誌など、合計で約5万点の電子書籍を提供。スマートフォン、タブレット端末、パソコンなど、3台までの端末で同時に閲覧可能なマルチデバイス対応となっている。決済方法はウェブサイトでのクレジットカードやWebMoneyに加え、生協店舗で、教職員が研究費として決済することも可能としている。
大学生協連と大日本印刷、学術専門書を取り揃えた電子書籍販売サイトを開設
《水野 こずえ》
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