ツートップ戦略とネットワーク強化で反撃なるか?……ドコモ夏モデル発表
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■力強いネットワーク構築を目指す
端末面で「ツートップ」戦略とも呼べる宣言をした加藤氏だが、「製品・サービスを存分に使ってもらうには、ネットワークが大事だ」として、ネットワーク面の取り組みにも言及。「つながりやすさと高速化を徹底的にやっていく」とした。
具体的には、2012年度末で24,400局だったXiの基地局数を2013年度末で50,000局に倍増させ、サービスエリア拡大を進める。通信の継続率にも注力しているといい、山手線や大阪環状線でのXi通信接続率(一周する間、どれだけLTEが途切れないか)は約97%まで向上したという。その他、新幹線全8路線97駅や、全国53の主要空港についてもエリア化が完了しており、この夏には、世界遺産登録が予定される富士山もエリア化するとした。対応周波数帯も2GHz、1.5GHz、800MHzと3バンドを利用し、3GからLTEへの移行をさらに進めていく。
また、エリア拡大と並行して高速化にも注力。現在52地域で導入されている112.5Mbps対応エリア数を、今年6月末までに100都市以上に増やし、また75Mbps対応基地局についてもその数を15000局以上に増やしていく計画だ。そして、国内最速となる受信時150Mbpsサービスを2013年度内に東名阪地域を中心にスタートさせる計画も明らかにした。
iPhone登場以降、どうしても他2キャリアに比べて勢いが劣っているとみられてきたドコモ。加藤社長は最後に、“先進・安心のXiスマートフォン”をアピールしたが、端末面での「ツートップ」戦略、そしてXiエリア拡大および高速化による「ネットワークの強化」。こうした取り組みで、iPhone待望論をはねのけ、かつての勢いを取り戻せるだろうか。
《白石 雄太》
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