ドコモ、Xi基地局ラインナップを拡充……LTE対応の小型基地局装置を開発
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従来ドコモでは、通信トラヒックの高い地域を中心にLTE基地局装置を親局として導入し、Xiエリアを順次展開していたが、山間部など、親局の設置場所が限定され子局と離れすぎて接続できないなど、これまでのLTE基地局装置ではXiのエリア展開が困難な地域があったという。新しい基地局装置は、屋外設置にも対応した小型筐体を採用することで、親局の設置性および子局との接続性を改善している。
新しい基地局装置は、基地局制御部を持つ「親局」と、電波の送受信機能などを持つ「子局」で構成される、リモート設置型基地局(光張出し基地局)の親局に相当する装置となる。最大2つの子局との接続が可能。
そのため、複数の周波数帯を用いて通信エリアを重畳して構築するなど、設置環境や通信トラヒックに合わせた効率的なサービスエリアの構築が可能となっている。LTE方式と同時に、W-CDMA方式にも対応しており、XiエリアとFOMAエリアを同時に構築することもできる。
Xiエリア展開の加速を主な目的として装置仕様を最適化しており、これまでのLTE基地局装置と比較すると、大きさを10%以下に、重さ・消費電力をそれぞれ20%・25%以下とした。
《冨岡晶》
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