【中学受験2014】学校選びのポイント、親子で志望校が違ったら?
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ここでは志望校の決定について紹介する。
--志望校はいつ頃までに決めればよいでしょうか。
奥田氏:今、6年生の授業を担当しているのですが、今のクラスの10名程度のお子さんは、第一志望校をおぼろげながらも決めています。
第二、第三志望は、第一志望に環境や校風が似ている学校を紹介し、保護者の方に学校説明会に足を運んでいただき、お子さんにも機会があれば学校を見てもらいます。さらに、秋に文化祭や体育祭などに足を運び、9月から10月にほぼ決定します。10月下旬には、受ける学校が8割方決まるという感じです。
--6年生もまだ、学校を見学する機会があるということですか。
奥田氏:5年生までに学校を見学していても、6年生になると受験に向けて気持ちも変わってくるため、学校の見方が変わってきます。ですので、6年生になって改めて見学することをお勧めしています。
--学校選びのポイントについて教えてください。
奥田氏:まず大きく分けて、進学校か大学附属校(系列校)かを決めます。進学校は大学を一つのゴールとしてお考えになるので、合格実績の大学名だけでなく、理系・文系など卒業生の進路を見ておくことが大切です。
また、附属校とひとことで言っても、系列大学への推薦枠がどのくらいあるのか、慶應や早稲田実業のようにほぼ全員が上に進学する学校なのか、外部受験する子が多いのか、などを理解したうえで選択することが大切です。
--親子で志望校が異なってしまった場合は、どうすればよいでしょうか。
奥田氏:保護者は地元志向なのに対し、お子さんは成長とともに友達関係や視野が拡がり、違う学校を志望するというケースがあります。そうしたときには、講師も一緒になって話し合うことにしています。
堀部氏:きちんと親子で話し合い、明確な志望理由を確認することが大切です。
奥田氏:最終的には、お子さんの希望を優先するご家庭が多いですね。
栄光ゼミナールが合格者を対象に実施した「中学入試アンケート調査」(回答者数238人、2013年最難関中学突破ガイドより)によると、第一志望校を最終決定した時期は、6年生の夏以降が40.9%ともっとも多く、続いて6年生の1学期および5年生(ともに25.8%)となっている。全体では約3割が5年生までに、約6割が6年生の1学期までに志望校を決めていることがわかる。
また、志望校を決定した主なポイント(複数回答)としては、「校風」が75.5%ともっとも多く、これに「文化祭・体育祭を見て」(48.9%)、「校舎・設備」(48.5%)が続き、実際に学校に足を運ぶことの大切さが伺える。3割以上がポイントとしてあげたものにはほかに「通学が便利」(38.0%)、「クラブ活動」(33.8%)があった。
--ありがとうございました。
《田村 麻里子》
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