人気の「プチバン」、保険や税制に新しい動き……イード調べ
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「スライドドアや室内の広さといった、ミニバンの要素を持つスモールカー」“プチバン”は各メーカーからの新型車の投入が相次ぎ、新車販売台数(2013年5月、自販連・全軽自協調べ)でもトップ10に3車種ランクインするなど、注目のカテゴリーと言える。
2013年4月からの自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の保険料見直しで、軽自動車と登録車の保険料の差額が縮まっている点や、日本のTPP参加により軽自動車の税制優遇見直しの動きもある中、税金や保険などのコスト面で登録車と軽自動車との差をなくす動きがあることについても調査を実施した。
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■プチバン購入のきっかけ
まず、プチバンを購入したきっかけについては、1位「運転が楽な車が欲しくなった」15.5%、同率2位「子供が生まれる(生まれた)」14.4%、「実際に試乗してみて気に入ったから」14.4%となっている。年代別にみると20代は「子供が生まれる(生まれた)」27.0%、「移動に車が必要になる(なった)」20.5%、「結婚する(した)」17.5%、30代は「子供が生まれる(生まれた)」29.5%、60代は「運転が楽な車が欲しくなった」26%、「仕事を定年退職する(した)」11.0%といった項目が高い。
プチバン購入のきっかけには、ライフステージの変化(「就職」「結婚」「出産」「定年」)が影響しており、各年齢層が、それぞれのライフスタイルにあわせてプチバンを選んでいる。
■プチバン満足度は8割以上
購入後の満足度について質問したところ、60代が83.35点、20代が82.8点と特に満足度が高く、その他の年代でもすべて8割以上の満足度となっている。性別では90点以上をつけた人が男性8.8%、女性21.2%となっており、女性のほうが満足度が高かった。平均でも女性は3.9点高い。
プチバンを購入する際の主な使用目的については、全体的に、ふだん使いを重視する傾向があるが、軽自動車とコンパクトカー(登録車)で比べてみると、コンパクトカー(登録車)はレジャー使いも重視する傾向。さらに、購入後の実際の利用用途についても、全体での1位は「日常の買い物」、2位「送迎などのちょっとした外出」、3位「ショッピングセンターでのまとめ買い」となったが、コンパクトカー(登録車)ではレジャー志向のポイントが高い。
《冨岡晶》
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