慶應大の村井純氏、“インターネットの殿堂”入り……「パイオニア」領域では日本人初
ブロードバンド
テクノロジー
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
Interop Tokyo 2013「Best of Show Award」ノミネート発表……グランプリは13日発表
-
慶應大・村井純氏、楽天の社外取締役に……ビットワレット社長の山田善久氏も取締役復帰

「インターネットの殿堂」は、グローバルオープンインターネットの開発と発展において、際立つ貢献をしたグループリーダーや指導者を、「パイオニア」「イノベータ」「グローバルコネクタ」の3つの領域で選出するもので、年に一度表彰を行っている。これまで、同大学名誉博士でもあるTCP/IPのVinton Cerf氏、WWWの発明者であるSir Tim Berners Lee氏などが選出されている。
村井氏は、初期のインターネットの開発で重要な役割を果たした人物を選出する「パイオニア」領域で、日本人として初の殿堂入りとなった。村井氏は日本国内では“インターネットの父”として、海外では“インターネット・サムライ”として知られている、日本の研究者だ。1984年には、学術組織を結ぶ日本初のコンピュータネットワーク「JUNET」(Japan University UNIX Network)を構築した。また1988年には、インターネット研究コンソーシアム「WIDEプロジェクト」を発足させたことなどが評価された。
なお、“インターネットの殿堂”は2012年にInternet Societyによって始まったもので、日本人としては、第1回めの選出となる2012年に、「グローバルコネクタ」領域で、“インターネットの母”こと高橋徹氏(ネットワーク研究者)が選ばれている。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/