販売好調の“RTS飲料”、サントリーから焼酎ベースなど3種類が新発売
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氷を入れたグラスに注ぐだけで、本格的な味わいが楽しめるとして北米を中心に海外で人気を集めているが、今年に入ってからはさまざまな商品が販売され、日本国内でも、この新しいドリンクが注目を集め始めている。「自宅にいながら本格的なカクテルやお酒を楽しめる!」として、お酒により興味を持ち始めた層、もっと気軽に楽しみたい層などを取り込み、幅広いユーザーが増えているようだ。
たとえば、サントリー酒類からは「カクテルツアーズ」「ふんわり鏡月 アセロラ」「-196゜C ロックスタイル」といったシリーズが発売されている。どこかで名前を聞いたり、すでに口にしたことがあるという人もいるだろう。サントリー酒類では、2013年よりアルコール度数10~20%の“RTS”商品を積極的に提案。6月には“RTS”の年間販売計画を当初の1.2倍となる60万ケースに上方修正するなど、好調な販売となっているという。
これについてサントリー酒類スピリッツ事業部の山田眞二副事業部長は、「RTSはRTD(缶タイプ)の低アルコール、リキュールやスピリッツなどの高アルコールの間である“中アルコール”市場を作ることで架け橋にと考えています。『カクテルツアーズ』と『ふんわり鏡月 アセロラ』は普段カクテルや焼酎を買っていなユーザーが8割を占めている事がわかりました。低アルコール、中アルコール、高アルコールをユーザーは相互(用途やその時の気分で選択し)で楽しみ、それぞれの市場は共存していくと考えています」と話す。
そんなサントリー酒類から、“RTS”の新商品として「檸檬(れもん)とむぎのか」「-196゜C ロックスタイル〈グレープ〉」「ふんわり鏡月 アセロラ375ml」の3種類が、9月17日から全国で新発売することが発表された。今回、“RTS”のさらなる拡大を図るため、3品を新発売する。
中でも焼酎ベース“RTS”となる「檸檬とむぎのか」は、「まろやか麦焼酎 むぎのか」(焼酎甲類乙類混和)をベースに、レモン果汁を配合することによって、麦焼酎にレモンをひと搾りしたような、爽やかな味わいに仕上がっている。パッケージは、筆文字で商品名を表記するとともに、レモン果実とロックグラスをあしらうことで、“和の世界観”“爽やかな中味の特長”を表現している。紙パックと瓶の2種類の形態での販売だが、紙パックは本格焼酎を好む男性など、瓶はRTSという新しいカテゴリーとして提案することによって、20~30代新規ユーザーにも手に取りやすくする狙いだという。
なお7月20日からは、石原さとみをイメージキャラクターに起用した「そそぐだけシリーズ」TVCMも放送を開始し、発売日までRTSを盛り上げていくという。
《冨岡晶》
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