【インタビュー】被取材者にその場で番組情報を伝える取組み……ケーブルテレビ株式会社 | RBB TODAY

【インタビュー】被取材者にその場で番組情報を伝える取組み……ケーブルテレビ株式会社

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ケーブルテレビ 営業部 営業課 係長 小松雅彦氏
ケーブルテレビ 営業部 営業課 係長 小松雅彦氏 全 3 枚
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 7月30日に発表された「ケーブルテレビアワード2013」のプロモーション大賞準グランプリには、ケーブルテレビ株式会社の「放送案内チラシ」が選ばれた。

 「放送案内チラシ」とは、ロケや取材などの際、取材先や周囲の人に配布するために、その収録番組の案内や放送日時などを印刷したもの。街中でロケ収録や取材などがあっても、それが何の番組か、放送日はいつか、といったことは、取材を受けた人や見学者に説明されなかったり、未定などの理由でわからないことが多い。「放送案内チラシ」はそういった情報を簡単に伝えることができるほか、未加入者に対しては局および番組の認知向上にも効果を発揮する。

 ケーブルテレビ 営業部 営業課 係長 小松雅彦氏に、準グランプリ受賞の喜びと、「放送案内チラシ」の効果などについて聞いた。

――準グランプリ受賞おめでとうございます。まず感想などをお聞かせいただけますか。

小松氏:ユニークなCMやプロモーションがノミネートされていた中で、まさか準グランプリをいただけるとは思っていませんでした。大変驚いているとともに、うれしく思っています。

――今回の企画はどのようにして生まれたのですか。

小松氏:加入者の方から「先日の取材があったものはいつ放送されるのか」とか「気が付いたら放送されてしまっていた」というような問い合わせをよくいただいていました。確かに、放送日などその場でお伝えすべき情報であるし、番組をせっかく作っても見てもらえなければ意味がない、ということで、紙に印刷して配布するようにしたのです。あわせて、未加入の方に対しては広告の役割も果たしています。

――チラシの効果はどのように現れていますか。

小松氏:チラシはポケットサイズにしているのですが、配布されたチラシをテレビのそばに貼っている方がいるなど、やはり自分が取材された番組などを楽しみにしてもらっているようです。それと、放送日や番組内容に関する問い合わせは確実に減りました。

――今後の展開についてはいかがでしょうか。

 弊社でもFacebookでの情報発信などはやっていますし、重要なものと考えていますが、一方で、コミュニティチャンネルの視聴者はやはりシニア層の方が多く、SNSの情報だけでは見ていただけない現実もあります。印刷物であればそういった人たちも見てくれるので、まだまだ効果は高いのかなと思っています。また、たとえば地元のお祭りで「放送案内チラシ」をうちわ等に添付して配布するといった展開も行っています。お祭りに来た人は、その番組がいつ放送されるかわかりますし、このお祭りはケーブル局で放送されるのか、といったことを知ることができます。イベントと絡めての横展開はやりやすいと考えています。

――ありがとうございました。

《中尾真二》

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