アジアの主要14都市、全都市でモバイル端末の個人保有率が90%超え……博報堂調べ
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今回のレポートは、2012年5月下旬~8月の調査をもとにしたもので、中国(上海/北京/広州)、香港、台湾(台北)、タイ(バンコク)、韓国(ソウル)、シンガポール、マレーシア(クアラルンプール)、フィリピン(メトロマニラ)、インドネシア(ジャカルタ)、ベトナム(ホーチミンシティ)、インド(デリー、ムンバイ)が対象。
それによると、パソコンの自宅保有率は、都市によって100%~30%と差があったが、携帯電話またはスマートフォンの個人保有率は全都市で90%を上回っていた。保有率で見ると、「スマートフォンの保有率が70%以上」の3都市(ソウル、香港、シンガポール)、「スマートフォンと携帯電話の保有率が拮抗」している3都市(台北、北京、上海)、「携帯電話の保有がスマートフォンを上回る」8都市(広州、メトロマニラ、クアラルンプール、ムンバイ、バンコク、ホーチミンシティ、デリー、ジャカルタ)の3つに大別された。
スマートフォンは、いずれの都市でも男女20代の保有率が高く、各都市における保有を牽引している。スマートフォンの保有率が60%以上の4都市(ソウル、香港、シンガポール、台北)では、男女20代を中心に10~50代まで幅広い年代で保有率が高く、年齢を問わず普及が進んでいる。中でも、ソウルの10~20代男女、香港の10~30代男性と20代女性の保有率は90%を超えており非常に高かった。ジャカルタとバンコクの2都市の傾向としては、10代の女性の保有率が一番高く、全体を牽引している点が他都市では見られないものとなっている。
《冨岡晶》
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