今回開催される特別展「日本の航空技術100年展」では、昨年、日本初の飛行場が所沢に誕生して100年目を迎えたことを記念して、明治末期の会式一号機から、昭和戦前期の航研機・零戦などをテーマに、100年間の航空機の進歩と技術の変遷をたどることができる貴重な資料を展示。さらに大きな見どころとして、アメリカの航空博物館が所蔵する零式艦上戦闘機(通称、ゼロ戦)五二型が、特別展の会期中に来日し、組立・解体や、エンジン始動、タキシング(地上走行)する姿が披露される。なお、このゼロ戦は、第2次世界大戦中、サイパン島で捕獲され、当時の勇姿そのままに保存され、現在もアメリカの航空ショーなどで飛行している唯一現存する“伝説の機体”とのことだ。
「日本の航空技術100年展」は埼玉・所沢航空発祥記念館にて28日~31日の4日間で開催。