現代人の朝食、「栄養バランス」より「主食」重視
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それによると、まず「あなたが健康のために心掛けていることはありますか」と質問したところ、81.2%が「健康のために何かしら心掛けていることがある」と回答。もっとも多かったのは「十分な睡眠をとる」で42.3%だった。以下「バランスの良い食事をとる」39.4%、「定期的に適度な運動をする」29.8%が続いた。
その一方で、「あなたの健康状態として不安なことはありますか」という質問には86.5%が「何かしら健康状態で不安なところがある」と回答した。具体的には50.5%が「疲れやすい」、29.3%が「イライラすることが多い」と回答している。
次に、「あなたが平日の朝食で重視すること何ですか?」と質問したところ、「主食を食べること」が65.4%でもっとも多く、以下「とにかく何かを食べること」34.1%、「簡単に調理できること」26.9%が続いた。「栄養バランスが整っていること」は、わずか7.7%。なお、24.5%が「平日に朝食を食べないことがある」と回答している。具体的に「好きな朝食のメニュー」を尋ねると、1位は「パン(トースト・菓子パンなど)」、2位「ごはん(おにぎり)」、3位「たまご料理(玉子焼き・目玉焼き・スクランブルエッグ・オムレツなど)」となった。メニューからも重視ポイントは「栄養バランス」より「主食を食べること」だと言えそうだ。
この調査を受けて、料理家の有坂翔太氏は高エネルギーで腹持ちが良く、簡単に調理ができる“お餅”を採り入れた朝食メニューを考案。ウィンナをのせた餅をベーコンで巻き、フライパンで焼いた「ウィンナベーコンもち」、電子レンジで温めた餅に、おろした大根、きゅうり、プリトマトを添え、温かい麺つゆをかけた「彩りもち」の2種。
調査でも「ふだんの朝食にお餅を取り入れることについてどのように感じるか」という質問に、「とても良いと思う」と「まあ良いと思う」を合わせた好意的な回答が33.6%あった反面、「メニューの種類が少ない」「調理が面倒」といった回答が目立っていたが、いずれも短時間で調理できる、アレンジメニューだ。
《冨岡晶》
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