ネット詐欺サイトが多様化、「カラコン」から「釣り具」まで……ニッチな分野も標的に
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「Internet SagiWall」による8月度の調査では、インターネット詐欺サイトの検知数は63万6,928件(前月比4.0%増)。ネット詐欺の種類別では、「ワンクリック・不当請求詐欺サイト」が98.7%(前月比0.7ポイント増)でほとんどを占めており、「フィッシング詐欺サイト」0.7%(前月比0.5ポイント減)、「マルウェア感染サイト」0.3%(前月比0.2ポイント減)、「ボーガスウェア配布サイト」0.2%(前月比変わらず)、「ぜい弱性悪用サイト」0.1%(前月比変わらず)が検知されている。OSごとのネット詐欺種類別検知率については、Android搭載端末でフィッシング詐欺サイトの検知率が増加した。
詐欺サイトの傾向を見ると、医薬品や服飾品、ブランド品の詐欺サイト、金融系の偽サイトの検知が圧倒的に多いが、8月度は、“格安カラーコンタクトレンズ販売サイト”や“釣り具販売サイト”など、新たなカテゴリの詐欺サイトが発見されたという。嗜好性の高い分野やニッチな分野では、注意喚起が行き届いていないため、注意不足となることも考えられる。そのため、これまでとは異なる層の消費者が標的になると、同社では考察している。
なお8月には、家庭用ゲーム機で実績のある、大手ゲームメーカーの人気のオンラインRPG(ロールプレーイングゲーム)のユーザーアカウント情報を盗むためのフィッシング詐欺サイトが、数十件検知された。このフィッシング詐欺サイトへは、Windows端末だけでなく、Android搭載端末からも多数アクセスされたことが確認されている。
《冨岡晶》
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