同作に厳しい評価を下したのは、地元カナダの日刊紙として最大部数を誇る「トロント・スター」紙。同紙は第38回トロント国際映画祭に出品された63作品のレビューおよび星付を掲載し、その中で『R100』は全作品中最低となる星1つの評価。「松本人志は現代の日本を風刺しているが、見る人を不安にさせるし、ある1つのシーンは怒りを買うでしょう」と酷評している。
また地元有力紙や業界誌の評価も、ハフィントン・ポスト カナダ紙の「ユニークな個性で知られる日本のコメディアンでもある松本人志監督は、未だかつてない体験を求める観客を大いに楽しませてくれる」との評価をはじめ、「SMをテーマにした作品において、ここまで美しく奇妙に創造された作品はいままでなかった」(ハリウッド・レポーター誌)、「幸せを求める人間の限界を追求したこの作品は、強烈なまでに知性的で、笑いよりもむしろ才覚に溢れている。松本監督はこの地球上で最も最高でユニークな監督だ!!」(TWITCH誌)などと絶賛するコメントがほかにも多数見受けられる。
絶賛と批判、どちらの声が正しいのかは自身の目で見て確かめるしかないが、またしても賛否両論を巻き起こす問題作であることは間違いないようだ。
『R100』は10月5日公開。