北欧スクールルックを見せたファクトタム【14SS東コレ】
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インスピレーション源は、北欧モダンデザインを代表するフィンランドの建築家アルヴァ・アールトの「常に新しい物を学び続ける」というデザイン哲学。有働はフィンランドを旅する中で、アルヴァが通った大学や建築を手掛けたキャンパスに魅了され、“学校”をキーワードにリサーチしたという。
コレクションは、60年代後半から70年代のスポーツテイストをデザインソースにメンズ・ウィメンズスタイルを提案。アルヴァが赤レンガを多用した「赤の時代」を象徴する、レンガ色の縦ストライプが差し色となったロングコートとパンツの組み合わせからスタートし、波柄のグラフィックアイテムが登場。次にグレーと白をミックスさせた数々のスタイルで、アルヴァが得意とするソフトな光を表現した。ラストは、着心地を追求し、軽く仕立てたというドレスライン。フィナーレには、モデル全員が白シャツとショーツやスカートの組み合わせにネクタイといったスクールルックで、ショーを締めくくった。全体を通して、スニーカー、ハイソックス、スウェット、バーシティジャケットなどといった「学校」を彷彿させるアイテムが登場した。
「今の時代は、新しい波が来ている。経済、政治や男と女の考え方が変わっていく中で、ジェンダーフリーを今回のショーで表現したいと思った」と有働。
《MASAKO OGURA》
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