iPhone 5cの通信速度テスト、全国500駅で実測…ソフトバンクが平均速度、地点数ともトップ
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NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの3社のiPhone 5cについて、1日の平均乗降客数が全国上位500駅の駅ホーム中央で、速度測定を行った。測定には、インターコネクトの回線速度測定サイト「BNRスピードテスト」を使用し、駅ホーム中央にてダウンロードの平均データ転送速度を各キャリア3回ずつ計測し、その平均値を取りまとめた。
その結果、ソフトバンクモバイルがダウンロード平均速度11.92Mbpsとトップになった。地点数でも、500地点中427地点で、3キャリア中最速を記録し、他キャリアを圧倒する結果となっている。427地点のうち324地点では10Mbpsを超えており、通信環境の整備・構築が進んでいる様子が伺える。
auは、ダウンロード平均速度6.70Mbpsで、ソフトバンクモバイルに次いで2位。500地点中46地点で最速を記録した。10Mbpsを超える地点は、5地点にとどまった。
NTTドコモは、ダウンロード平均速度5.82Mbpsで最下位。最速地点は500地点中27地点だった。10Mbpsを超える地点は31地点となる一方で、3Mbps未満の地点が81地点と、3社のなかで最も多かった。
ソフトバンクモバイルは9月30日に新商品発表会を開催したが、その席でスマートフォンパケット接続率、スマートフォン通話接続率、そしてiPhone 5通話接続率のすべてでナンバーワンであることを主張している。2010年3月末の電波改善宣言以降、順調にプラチナバンドエリアが拡大しており、それが接続率の高さにつながっているようだ。
MMD総研による主要ランドマークの速度調査でも、125個所中87個所で20Mbps以上で、3キャリア中最多だったとのこと。おそらく、基地局の全国的な整備が進み、人口集中地域(大都市)の交通連接点・公共施設を網羅できていることが奏効していると推測される。
《冨岡晶》
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