1日に必要なカルシウムを食事から取る場合、牛乳で3.1杯(620ml)、ひじきの煮物で10人前(干しひじき50g)、豆腐では2丁(600g)もの量が必要となる。そこで朗報だが、今回「牛乳一本分のカルシウム入り」パンが、コンビニ各社から販売されることが明らかとなった。
厚生労働省が実施する「Smart Life Project」に賛同した商品として、15日より、全国のファミリーマート店舗(北海道を除く)で「ふんわりミルクブレット」(110円)、「レーズンブレッド」(110円)が、サークルK店舗およびサンクス店舗で「もちっとつぶあんドーナッツ」(110円)、「熟成たまご蒸しケーキ」(105円)が、「牛乳一本分のカルシウム入り」パン第一弾として販売される。第二弾以降も、「牛乳1本分のカルシウム入り」パン商品はバラエティ豊かな商品を展開するという。
このパンは、伊藤忠商事の“製パン専用カルシウム強化原料”を利用したもの。国内では伊藤忠商事が初めて供給する原料で、ふっくらとした食感と美味しさをそのままに、日本人に不足しがちなカルシウムが牛乳一本分200ml相当(227mg)を含まれたパンに仕上がるというものだ。そのため、カルシウムを日頃から気軽に取り入れるには最適な商品となっている。
カルシウムは、日本では厚生労働省が推奨量を設定している栄養素のうち、すべての年代と性別において実際摂取量が推奨摂取量を下回る栄養素だという。成長期では骨や歯の形成障害を引き起こし、高齢期では骨粗しょう症のリスクを高める。「牛乳一本分のカルシウム入り」商品は、共通ロゴマークがついているので、売り場でぜひ探してみてほしい。