肌はお腹から守る…冬の東京はサハラ砂漠
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木更氏と柴田氏へのインタビューからお肌のケアに有効な食品として「アロエ」に注目した。そこで、森永乳業株式会社食品基盤研究所で、アロエの研究チームで研究を続けている薬学博士・田中美順氏、三澤江里子氏に、肌の乾燥対策における「アロエ」の効果について話を伺った。
日本で特に有名なアロエの種類はは『キダチアロエ』と『アロエベラ』だ。『キダチアロエ』は比較的寒さに強く、鑑賞や民間療法などに用いられる。葉が細くて葉肉(ゲル部分)が少ない。食べると強い苦味がある。『アロエベラ』は温暖な気候でよく栽培される。アロエの中でも特に大きく葉肉が多い。食感がみずみずしく苦味もない。日本で食用にされているのは、ほとんどが『アロエベラ』だそうだ。ビタミン、ミネラル、食物繊維、アミノ酸をはじめとした必須栄養素の多くが含まれているという。
『アロエベラ』の葉肉には、以前から外用で保湿効果があることが知られていたが、森永乳業における近年の研究で、「食べる」ことによっても皮膚の水分量を増加させることが明らかになった。森永乳業の研究チームは、『アロエベラ』のゲルに含まれる成分「アロエステロール」が、皮膚の真皮にある細胞を刺激し、肌のうるおいがアップする「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」といった成分の生成を促進する働きを持っていることを発見した。
研究では、20~50代の乾燥肌の女性56名を対象に、アロエステロール含有アロエベラゲルパウダー(AVGP)を8週間摂取したグループと、摂取していないグループに分けて、皮膚水分量の比較を実施。その結果、アロエベラゲルパウダー(AVGP)を継続摂取したグループでは、皮膚水分量が増加する傾向が認められたという。
《高木啓》
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